CHEROKEEで構成される単品家具は、都市居住者の生活空間である、マンションの白い内部とフローリングの床に似合い、そして、パソコンやハイテクグッズで囲まれた生活空間を、アメリカンインディアンイメージからくる素朴な荒々しさがやわらげてくれる。
巷では、カントリーファニチャーが流行しているが、このCHEROKEEは、どこのカントリーなのかということをしっかり捕え、生活イメージを、より消費者に理解しやすく、また、入りやすくしているといえよう。
CHEROKEEの塗装方法は、オイルフィニッシュの応用で、木の素朴さと荒々しさを、ぬれた感じで表現しようとかなりの時間を費やし、ようやく完成に至った。
1996年７月
