現在、市場に出回っている車椅子は、金属でつくられているものが多く、それだけで違和感を抱く人もいます。 特に高齢になられてから必要とする方は、そう感じられる方が多いでしょう。
この車椅子は成形合板という木製でつくられており、自走式のタイプと介護用の肘をはね上げるタイプがあります。そ して普通の椅子、肘付椅子と同様のデザインからなり健常者との食事やコミュニケーションが違和感なくできることを狙い、 「みんなの椅子」と題しました。
一般に車椅子の座面の高さは普通の椅子より低く、そのために低めのテーブルが必要とされています。車椅子で長時間、同じ姿勢でいると、 膝裏を圧迫するために一般のものは座高が低めに設計されています。
この車椅子は、普通の椅子と一緒のテーブルで使用できるように、座面の高さを考慮しています。そして、膝裏の血流を圧迫しないために、 脚置きの高さを調整することが可能です。またクッション部は、取り外しが容易にでき、使用者が自分で縫製を楽しむこともできます。 「みんなの椅子」は、家庭や施設にて車椅子だけが特別なものとならないように、他の椅子と共通のデザインをもつシリーズです。
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